2023年4月8日(土)~9日(日)の2日間にわたって、富士スピードウェイで2023年の「全日本スーパーフォーミュラ選手権】シリーズの開幕ラウンドとなる第1戦と第2戦が開催されました。
今年で50周年の「全日本スーパーフォーミュラ選手権」
スーパーフォーミュラは国内最高峰&最速のフォーミュラレースシリーズで、今年で50周年の節目を迎える国内で人気のレースイベント。世界的に見てもF1に次ぐ速さを持つと言われており、F1に乗るために必要な「スーパーライセンス」を最短2年で取得することができることから世界の舞台で活躍する名だたるドライバーを多く輩出して注目されています。
レースは使用する車両やタイヤ、エンジンに性能の差が無い「イコールコンディション」で
実施されるため、ドライバーの実力やチームの戦略が勝敗につながります。今年のスーパーフォーミュラにはルーキードライバーが多く参戦し、チャンピオンの野尻智紀選手やベテランドライバーたちにどのようにして挑むのかが見どころとなっています。
シリーズ開幕戦となった富士スピードウェイには、曇り空の初日に12,700人、晴天の翌日に14,400人、2日間で延べ27,100人が来場しました。
第1戦はレッドブルのリアム・ローソン選手がデビューウィン!
8日に行われた第1戦の公式予選では、昨年のチャンピオン「TEAM MUGEN」の野尻智紀選手がトップタイムをマークしポールポジションを獲得。決勝は4台がエンジンストールする波乱のスタートとなり、2周目には早くもセーフティカーが導入されました。再スタート後は野尻智紀選手がトップ、予選で3位だったリアム・ローソン選手が2位につき「TEAM MUGEN」のワンツー体制で中盤を迎えます。その後は、22周目でピットアウトした野尻選手を先にタイヤ交換を行ったローソン選手が抜きトップに。そのままトップでチェッカーを受けたローソン選手がデビューウィンを果たしました。
野尻智紀選手が通算15回目のポールポジション
翌日に開催された第2戦の公式予選では、野尻智紀選手が第1戦に続いて通算15回目のポールポジションを獲得。8周目に発生したアクシデントによってセーフティカーが導入されると、平川亮選手を除く全ドライバーがピットイン。ピット作業をいち早く済ませた野尻選手はトップでコースインすることに成功、レースの主導権を握りました。
サポートレース結果発表
会場ではサポートレースとして「2023 Ferrari Challenge Trofeo Pirelli Japan Rd.1 Race1&Race2」「2023 N-ONE OWNER’S CUP Rd.2」、「2023 WAKO’S スーパーカート カップシリーズ第2戦/富士シリーズ第1戦」が開催され下記の結果となりました。
レース以外でも楽しめるコンテンツが満載!
また、会場ではドライバーやチーム監督によるトークステージや、レースクイーンによるチームPRステージなどステージイベントも多数開催されました。
ファンとレーシングチームとが間近に交流できる「ピットウォーク」も両日開催され、多くのモータースポーツファンで賑わいました。
さらに初開催となったモータースポーツの仕事を体験できる「Out of KidZania in FUJI SPEEDWAY」では、多くの子どもたちが様々なモータースポーツの仕事を体験。
「貴重な体験ができた!」と保護者からも大好評のイベントとなりました。第3選は、4月22日(土)~23日(日)に鈴鹿サーキットで開催されます。「Out of KidZania in SUPER FORMULA」はレースが開催される各会場で実施されるので、ぜひチェックしてみましょう。
▶「Out of KidZania in SUPER FORMULA」についてもっと詳しく!