女性ドライバー限定のプロレース「KYOJO‐CUP」で翁長実希が2022年チャンピオンに!

レース

2022年12月11日(日)に富士スピードウェイで「KYOJO CUP」の最終戦となる第4戦が開催され、同シリーズへの参戦が3回目となる翁長 実希選手がシリーズチャンピオンに輝きました。

「KYOJO CUP」とは?

KYOJO CUPは、2017年に誕生した女性ドライバー限定のプロレースシリーズ。6年目の開催となった2022年は新たなエントリーも増え、メディアやモータースポーツファンからますます注目を集めるシリーズとなりました。

昨年12月に富士スピードウェイで開催された第4戦には20台がエントリー! 斎藤愛未(D.D.R VITA-01)選手、下野璃央(KeePer VITA)選手、永井歩夢(Dr.DRY VITA)選手、猪爪杏奈(LHG Racing YLT VITA)選手の4台が毎ラップで順位を入れ替えてトップ争いをする白熱したバトルを展開しました。

トップチェッカーを受けたのは、11周目のパナソニックコーナーでブレーキングミスした斎藤選手を抜いた猪爪選手。最終戦にして同シーズン初の勝利を飾る結果となりました。

<猪爪杏奈選手インタビュー>

「最終戦はみんなが前に行きたいという気持ちがぶつかり合って、こういうレース展開になりがちだということは、これまでも経験してきました。なので、何が起こるか分からないから、少し引き気味に様子を見ていました。後半はトップ集団がばらけて、2番手で終わるかなと思ったところで前のクルマが失速して、前に出ることができました。あの位置にいたからの優勝だったのかと思います。速さは見せられませんでしたが、他のカテゴリーで色々な人に育ててもらい、経験をさせてもらったから、冷静な判断ができたのかなと思います」

シリーズチャンピオンは翁長実希

また、同シリーズチャンピオンに輝いたのは翁長実希(KeePer VITA)選手。決勝レース前に行われた公式予選のセッション中盤に1分59秒655を記録した翁長選手は、4戦連続ポールポジションという快挙を達成! 決勝レースでは最初のスタートで反則スタートの裁定が下り、ペナルティが科されることに。悔しい最後となりましたが、ポールポジションに付与されるポイントをもって自身初のシリーズチャンピオンを獲得しました

<翁長実希選手インタビュー>

「今シーズンはポールポジションも優勝もファステストラップも全て獲ろうと思って、今日の途中まではそれが叶っていましたが、最後の最後で自分の集中力が足りなかったり、いつもとは違う気持ちが入ってしまったのか、ミスが出てしまいました。自分自身に大きな悔しさを感じて、レースを終えた今は、自信をなくしてしまっている状態ですけど、これを乗り越えていくためには、レースで実力を証明していくしかないので、また来シーズンも頑張りたいと思います」

エントリー数が増えて、ますます注目が集まる「KYOJO CUP」。同シリーズは2023年の開催スケジュールが既に発表されていて、第1大会が5月13日(土)、14日(日)に富士スピードウェイで開催されます。ドライバーラインナップの発表や開幕が楽しみですね!

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