2022年「インタープロトシリーズ」で坪井翔選手が自身2度目のチャンピオンに!

レース

2022年12月11日(土)、12日(日)に富士スピードウェイで「2022 インタープロトシリーズ POWERED BY KeePer」の最終戦となる第4大会が開催され、坪井翔選手が自身2度目となるシリーズチャンピオンに輝きました。

「インタープロトシリーズ」とは?

インタープロトシリーズは、プロフェッショナルドライバーとジェントルマンドライバーがペアを組んで1台のマシンをシェアしてそれぞれ戦うレース。SUPUER GTやスーパーフォーミュラのチャンピオンなど、日本のレースシーンの中心に立つドライバーたちが出場する人気シリーズです。

同レースを発案したのは、全日本ツーリングカー選手権で2度のチャンピオンに輝き、全日本GT選手権でチームトスをシリーズチャンピオンに導いた実績を持つ関谷正徳氏。2012年に「ドライビングコンペティション」をテーマに、均一化された車両を使った運転技術による競争を具現化した世界初のプロアマシリーズとして「インタープロトシリーズ」を開催したのが始まりです

シーズンを締めくくる最終戦には最多の12台が出場

昨年12月に開催された第4大会には、同シーズン最多となる12台がエントリー! インタープロトクラスで激烈のバトルが繰り広げられました。第8戦決勝では上位4台がパックになった状態でゴール。トップから4位までの差がわずか0.337秒差というインタープロト史上でも稀に見る大接戦となりました。

坪井翔選手がシリーズチャンピオンに!

注目のシリーズチャンピオンに輝いたのは、第8戦で2位に入り126ポイントを獲得した坪井翔(NETZ NOVEL MIE)選手。続いて、山下健太(NAVUL)選手と阪口晴南(INGING MOTORSPORT)選手が113ポイントで並びましたが、勝利数の多い山下選手がランキング2位を獲得する形になりました。

2019年以来2度目の戴冠となった坪井選手は、5歳からカートレースを始めてこれまで多数のチャンピオンを獲得しています。2011年にフォーミュラトヨタ・レーシング・スクール(FTRS)を受講してスカラシップを獲得。翌年にフォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)で4輪デビューした後は、2年目に初優勝しています。インタープロトシリーズ シリーズでチャンピオンを獲得したのは2019年以来2度目です。

<坪井翔選手インタビュー>

「久しぶりのチャンピオンは嬉しいです。最終戦の前はポイントもそれなりにリードしていたので『この感じで行けば……』という思いはありましたが、ここまで追い込まれるとは思いませんでした。今週末はエンジニアといろんなことを考えて試して、その結果が報われたので、非常に良かったです。練習走行から本当に不調で、予選も6番手で終えられたのが奇跡なくらいでした。ポイントを争っている山下選手と阪口選手が速いことは分かっていて、1レース目で2台か3台抜きたいと思っていたので、やれることはやれたと思います。2レース目ですぐ3番手に上がったところまでは順調にいき、ものすごい勢いで追いかけてきた野尻選手からもポジションを守りきって、最後はトップ2台が争ってくれたことでチャンスが生まれて2位に上がれました。本当に、チャンピオンを獲れなくてもおかしくないくらいの調子の悪さだったなか、粘り強く戦えました」

インタープロトシリーズは2023年の開催スケジュールが既に発表されていて、第1大会が5月13日(土)、14日(日)に富士スピードウェイで開催される予定です。今年も見逃せませんね。

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