2022年9月に開催された「全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権」でレーシングドライバーの小高一斗選手が、18戦中8勝でシリーズチャンピオンを獲得しました。
全日本スーパーフォーミュラ選手権とは
全日本スーパーフォーミュラ選手権は、「フォーミュラ・ニッポン」を引き継ぐ形で2013年にスタートした国内最高峰のフォーミュラカーレース。日本および海外のトップレーシングドライバーが、国内のJAF公認サーキットでハイレベルな戦いを繰り広げます。F1マシンに匹敵するスピードを持つとされるダラーラ社の「SF19」を使ったワンメイクレースで、海外からの注目も高まっています。
年間ドライバーズチャンピオンを獲得!
2022年9月25日に岡山県の岡山国際サーキットで開催された同選手権の第17戦では、レーシングドライバーの小高一斗(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320)が優勝を飾りました。同選手はこれによりシリーズチャンピオンを獲得。「第3大会のオートポリスで苦しい状況になってしまったことがターニングポイントになった」と今シーズンを振り返りました。
3歳からカートを始めてジュニア大会や地方シリーズで数々のタイトルを獲得してきた小高選手。限定競技ライセンスが取れる15歳になった2015年にFIA-F4選手権に参戦し、翌年の第3戦富士では当時のシリーズ最年少記録(17歳1ヶ月)で初優勝を飾るなど華々しい功績を残しています。2019年にはSUPER GTのGT300クラスにも初のレギュラー参戦。ポールポジションを2回、決勝で2位と3位を獲得する結果となりました。
優勝を飾った今レースのインタビューでは、「速く走るための走らせ方や、良いクルマの作り方というのが自分の中でうまくいかずに、優勝にたどり着くまでのプロセスがとても苦しく常に2番手や3番手ということが続いていました。本当に辛かったし、だからこそ初めての優勝はすごく嬉しかったです。その初優勝があったからこそ今があると思うので、苦しかった2年間もすごく良い経験になったと感じています。」とコメントしています。
最後にファンやスポンサー、チームスタッフに向けて感謝の意を表した小高選手は、「今後どの様な舞台でもしっかりと結果を残し、日本を代表するレーシングドライバーになりたいと思います。」と来シーズンに向けて抱負を語りました。来シーズンの活躍も楽しみですね!